コンプレックス 1
自分の中にひそんでいるものを、今さらけ出すこと。
「あなたのコンプレックスは何?」
少し前、若い女の子たちを集めて実際にこの質問を浴びせかけるという、ちょっと過激な街頭インタビューを見た。
ところが、この企画のデリカシーのなさ以上に、私を驚かせたのは「この太い脚、削りたい」とか「顔がイヤ」とか、肉体的な悩みをバンバン言い出す女性がいたことと、ある女性が「ぜんぶイヤ、言ったらキリがない、生まれ変わりたい」というような答えをしたことだった。
しかし、彼女たちに暗さはない。
自分のコンプレックスを人前にさらしてしまえる純粋さ。
ある意味での幼なさ。
それが、コンプレックスから彼女たちを救っているのだ。
問題なのは、コンプレックスを持つこと自体ではなく、それを体の奥深くに隠し持ち、絶対に人に悟られまいとすることの方です。
コンプレックスをお腹に抱えている限り、その人は自分と誰かを比較しつづけるだろう。